タイトルはほしいさ。エンブレムの上に星の一つも輝いていたら、それは、嬉しい。
でもそれ以上に、今の、この幸せな週末が奪われるのが怖い。
贔屓だった選手が離れ、仲間が去り、また、幸せな週末を迎えるために、何年も苦労をする。そんなのはまっぴらごめんだ。
ソアレス監督が横浜戦で光明を見出した矢先、チームを去ることになった。そうしてレヴィーに老骨を鞭打って、また世界の果てのこの国まで来てもらわなければいけなくなった。
二人の指導者に、苦い思いをしてもらうのは心苦しい。幸せな時間を過ごしたいというエゴと、そのために少なくない人の生活が巻き込まれていく苦しさが、二つ力になって心を締めあげてくる。
残留争いをしていると、みな地が出てくる。
誰がキライだから切れ、使うなとか、今はそのチャントじゃないとか、審判に暴言を吐いたり、 相手を罵ったりは、しょっちゅう。チームでも不協和音がでたり、フロントがバタバタしだしたり…。
下位に沈んでいくと、心まで沈んでいく。そういうのもひっくるめて、「弱さ」が嫌いだ。
別にむちゃくちゃ強くなくていい。普通に明るい気持ちでスタジアムに行けて、勝った負けたでワイワイさわげて、先々の夢を見られて、当座その程度あればいい。ぬるいと言われるかもしれないけれど、今まで欲をかいていいことあったっけ?
その程度の強さでいいんだ。でも今は、それすらも難しいんだな。ホントに、嫌だな。
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