10/17/2004

まあジーコだからさ。仕方ないよ。ジーコだもん。

 先日「ラストキャップは華やかに。」でカズ、ゴンらベテラン勢の起用が「概ね好評のよう」と言っていましたが、どうやら他のブログを覗いてみると、

「消化試合とはいえ権威ある代表Aマッチを代表引退試合にするのは失礼だ!」

「ジーコは何を考えているんだ!」

「どうして若手やサブを起用しないんだ!」

 と、えらい騒ぎになっているようです。中には

「今回のプランに賛成している人が本当にワールドカップに行きたいと考えているなんて思えない!」

 なんて過激な論評を書かれている方も。


 前もって誤解の無いように言いますと、西中島はジーコ信者でも擁護派でもありません。西中島がキャプテンなら「黄金の中盤」なんて「史上最強打線」並みにダサいプランを言い出した時点で落選です。実際「黄金の中盤」なんて全然機能していませんでしたし。


 ところが土壇場に追い込まれ、3-5-2にシステム変更してから。久保、玉田の覚醒、鈴木ファウルもらう→中村FK→得点という史上類を見ない得点パターンの確立などツキを見せはじめ、欧州遠征、アジアカップ、一次予選と結果を残してきた為に、私達は

「まあ、これでいいか」

 と、妥協をしてしまったのです。アジアカップを取った時、誰か「ジーコではダメだ」といっていた人がいるでしょうか?北京にいたジーコも、今回の「サプライズ」をぶち上げたジーコも、同じジーコなのです。そういう意味では今回真に批判されるべきは、そんな監督(と、彼を選んだ協会)に日本サッカーの未来を託した私達だとは、思えないでしょうか?(一部解任デモを企画された方もいるようですが)


 どうやら次回のシンガポール戦ではケガからの回復度合を確認する為、中田、稲本を召集する可能性も有るということです。また、スターティングイレブンを90分間フル出場させるような事も、さすがに無いでしょう。今はあくまで冷静に、このマッチを待つことにしましょう。

0 件のコメント :

コメントを投稿