10/30/2004

C大阪VS浦和 戦前予想

 戦う前からなんですが、セレサポだって浦和の圧倒的優位は理解しております。ですが浦和とて決して磐石なわけではありません。特に問題になるのは「経験」です。

 昨年ナビスコカップを奪取し初タイトルを手にした浦和ですが、主力の中でステージ優勝を経験したのは三都主だけ。例えば今の浦和と同じ位置に磐田や鹿島、横浜がいれば、後何をすれば優勝できるのか、有体に言えば「勝ち方」を知っています。しかし浦和にとってこれからの5試合は未体験、見えないプレッシャーとも戦わなくてはいけません。

 他にも関門であった横浜戦、鹿島戦を無難にこなしたことで生じる安堵感や、目前に控えたナビスコカップに向けて怪我などしたくないという消極性が全くないというわけはないでしょう。

 セレッソにも不安のタネが全くないわけではありません。例えばナーバスな大久保がキャプテンマークをまく事で、より過敏にならないかとか、入れ替え戦を回避したいという欲求がマイナスに働かないか、という点。

 しかし大久保はここ3試合カード0、初キャプテンの柏戦でも冷静にゴールを決めていますし、小林監督からも良い意味での開き直りが見られるようになりました。精神的な面から見れば、決して勝つ見込みのない試合ではありません。


 具体的に展望をすればカギは2点目にあるとふんでいます。両チームとも持ち味は攻撃。例え相手が1点取ったところで、また自分達が1点を取ったところで、守備が卓越したサブがいるわけでも無く、そこから徹底して守るというスタイルは取れない構成です。ですから2点差がついて初めて、危機感が生まれるのです。

 またその2点目が1-1のタイになる得点であるならば、追いついたチームが俄然有利になるでしょう。それは追いついた方が追いつかれたほうよりも「自分達のスタイルを貫けば大丈夫なのだ」という強い安心感を持つからです。


 セレッソ、長居、雨、そして首位と最下位の対戦というと、セレサポはどうしても2000年1stステージを思い出してしまいます。ですが今度は何も失うものは無い立場。果敢な攻撃に期待しています。


 明日はギリギリまで両軍のスタメン、フォーメーションの紹介、試合展望を更新する予定です。仕事が有って見れん!というセレサポの方はちょっと覗いてみてください。

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