10/11/2004

大久保について考えてみた。

 今日の日本選抜VSハンガリー選抜の試合は私用で見られなかったのですが、スポーツニュースのダイジェストを見ると大久保が素晴らしいゴールを決めた模様。素直に感激。果敢にゴールに向かう姿が、暫くぶりに見られました。

 ただその攻撃のコンダクターであったのは間違いなくトップ下の二川。大黒、大久保と足元の強さ、瞬発力が持ち味の2トップにとって質の高いパスは欠かせないもの。大黒もノーゴールではありましたが、良いプレーをしていたようです。


 振り返ってセレッソでの大久保ですが、ここまで単独突破、個人プレーからゴールをこじ開けるシーンが目立ちます。

 2ndから加入した古橋が大久保に良いパスを供給するシーンも有りましたが、大久保がチームの一員として機能しているシーンはまだまだ少ないです。「大久保が出ていると勝てない」なんて言いはじめる人までいます。大久保がチームの他の選手達から浮いているから、というのがその理由です。残念ながら、この指摘は全く的外れではありません。西中島も試合を見ていて、大久保がプレーだけではなく、コミュニケーションの面でも不安定だなと感じる事がよく有ります。


 海外移籍を志望しているとの事ですが、日本人同士でも人間関係が上手くいっていないのに、どうして異国で成功できるというのでしょう。先のことばかり考えていて、足元をすくわれるということはどの世界にもある事です。もしこのまま慢心が続けば、そのパーセンテージは高くなっていくでしょう。


 厳しい言葉が続きましたが、それは大久保がまだまだ伸びしろがたっぷりとある、素晴らしい選手であると西中島が信じているからです。チーム残留の為、また彼自身の為、今以上の活躍を期待します。

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