肝を冷やすってのは、このことを言うんだろう。柏戦の後半、茂庭がぶっ倒れた時のことは、なかなか忘れられない。
後になって、辛うじて立てるようにはなったけれど、ベンチにたどり着く前に、セレッソは逆転されてしまった。
責任感の強い人間だから、チームが敗れ去る様を何もできないまま見たことが、どれほど悔しいものだったか、容易に想像がつく。
ケガは、全治まで10日だそうだ。
個人的には、何とか10日で済んでくれたかという感じだけれど、当人はどう思っているだろう。歯がゆい思いをしていないか、心配をしている。ただ無理をせず、ピッチに戻る時には、いつものモニであることを願っている。
その一方で、チャンスをモノにしてほしいプレーヤーもいる。モニに代わって入った横山だ。
身長が高く空中戦に強い、それでいて足元も悪くない。
セレッソは攻撃のビルドアップに入る時、もしくは速攻の芽を潰されてボールを戻す時、センターバックのフィード能力が足りず、ボランチの山口螢、扇原の二人にかかる比重がどうしても大きくなってしまう。
相手もそれを分かっているので、センターバックへのプレスはそこそこに、ボランチにはキツく当たるようになった。
横山の力があれば、それを打開できるかもしれない。
それに、次に当たる名古屋はとにかく高さとゴツさで攻めてくるチーム。セットプレーになればケネディや闘莉王当たりが嬉々として前線に食い込んでくる。
これが厄介のタネで、藤本と扇原だけでは心もとないところだった。もう一人横山が加われば、お得意の相手セットプレーからのカウンターが効いてくるかもしれない。
未知数なところは多いけれど、信じてみようと思う。
希望がなければ、人は生きていけないからね。
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