シンジがまたゴール決めた。もう驚かない、決めない時のほうがビックリだよ。
この写真を撮ってから僅か3年の間に、J1昇格があり、ACL出場があり、チームからはシンジ、乾、家長が世界に向かっていった。
香川などはもう、会社の同僚の藤岡さん(基本スポーツは見ないらしい)でさえ知っているようなメジャーなプレーヤーになった。俺にしかわからない基準だけど、それってすごいことだ。
もう少しすれば清武もこれに加わることになるのか…。
サッカーは世界へと繋がっている、それを一番実感しているJチームは、セレッソだと思う。間違いない。
その一方で、サッカーは日本国内の至る所にも繋がっている。1枚目の写真中央に写っている江添は、カターレ富山を経て、今はJFL佐川印刷SCに所属している。
それより少し前、セレッソに所属していた選手に籾谷というのがいる。彼の姿を久しぶりに見たのは「クラシコ」って映画の中だった。当時北信越リーグだった長野パルセイロをJFLに引き上げた中心選手だ。
地球上のありとあらゆるところに、ありとあらゆるレベルのリーグやチームがあり、数えきれないほどの選手が、チームのために、自分のために、そしてサポーターのために、ボールを蹴り続けている。
実はこれが、サッカーの本当の魅力なんだ。
家からほんの僅かのところにあるチームが、あるいは選手が、突然世界へ通じる扉をノックすることがある。
逆に、世界の方から扉が開いて、昨日までテレビでしか見たことがなかったような選手がやってくることもある。
時には、聞いたこともない小さなクラブからすごい選手が飛び出してきて、あっという間に世界中で注目を集めることもある。
そのどれもが、サポーターの日常にリンクしている。そんなダイナミックなスポーツは、サッカー以外にあり得ない。
レベルの高いサッカーしか口に合わないという理由で、ヨーロッパリーグや代表戦しか見ない人がいる。
その人のポリシーだからそれは勝手なのだけれど、個人的に言わせてもらえば、数あるサッカーの魅力、そのほんの一部しか味わっていないようで、実にもったいなく感じる。鮎の身だけ食べて、肝を捨てているような感じ。伝わりにくいか。
一度いろんなリーグを片端から見て回って、一人のプレーヤー、一つのチームの栄枯盛衰を感じ取ることができたら、それがどれほど麻薬的な魅力を持っているものか、ご理解いただけると思う。
まあ、一番手っ取り早いのは、身近なチームの試合を観に行く、それだけなんだけどね。
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