栄冠をつかむものでなく、賞金を得るものでもない、仮に成功したとしても、何もプラスはない。しかしこの戦いに敗れれば、今まで積み上げてきた大切な人を、モノを、全てご破算にされる。そうして、再びその場所に戻るまで、少くて数年。次の90分間に勝利することは、それ程に大事なことだ。
日曜の南津守は陽光に照らされ、明るくて穏やかだった。 リカバリー組は12時から軽めの調整で切り上げ、14時からはリザーブが京都とのSULに臨んだ。
いつもと変わらぬ週末のようで、どこか肌にヒリヒリとしたものを感じたのは、リカバリーをとっくに済ませた選手たちが、我こぞってピッチサイドで試合を見ていたからだろうか。
皆笑顔ではあったけれど、何かキンと張り詰めたような空気。ある選手は私服のまま、ある選手はウェアを羽織ってまで試合の様子を見ていた。
京都側の発表も合わせて見ていただければわかると思うが、相手もかなり主力が混じっていて、試合はスコア以上の接戦だった。
ヘベルチはフル出場、シュート精度こそ問題があるものの、前にボールを運ぶ力は抜けていた。川崎戦は先発だろうか。
他の選手の動きもずっと追っていたけれど、やはり今のレヴィーのチョイスがベストなんだなと感じた。誰を使え、誰を引っ込めろという気持ちにはならなかった。村田、黒木にはもう少しアピールしてほしかったけれど、フルでいい動きはできず。
ネットの住民が待ち焦がれているような救世主なんていない。チームのそれぞれがあと少しずつ努力して、チーム力を上げていくしかない。それが再確認できて、腹が座った。それが収穫かな。
秋の日は落ちるのが早い、あわてて家路に。出待ちゾーンにはたくさんのサポーターが並んでいて、選手たちとコミュニケーションをとっていた。
それを見ていて、帰り道、知り合いとずっと話をしていた。こういう時サポーターには何ができるんだろう、どうすべきなんだろうと。
それは、自分だってサインはほしい時があるし、選手と話ができればありがたい。ただ、こういう時期にそれをねだっていいものなのか。
モリシなんかは、いつだって笑顔で平身低頭していたけど、そんな人は、それこそモリシかキリストかガンジー(白沢さんじゃない方)くらいだろう。いい精神状態で試合に向かってもらうために、この時間は必要なのかな。チームとして、選手としてそれでよいなら、何も言わないけれど。
土曜日の結果如何では、来年の今頃、寂しい風景が広がっているかもしれない。選手の顔も、ファンの数も変わっているかもしれない。そう思うと怖くなってきて、少しだけ飲んだ。
西中島さん、こんばんは。
返信削除ツモの雰囲気を感じ取る事ができる写真&記事を興味深く読ませて頂きました。
ありがとうございました。
この時期ファンサはチーム状態が良ければ選手が風邪を引かない限りは全く問題ないと思いますが、現状では複雑ですね…。
選手を思いやり、あえて呼び止めない事も正解でしょうし、選手に応援している事を伝える事も正解だと思います。(一人で何枚もサインをねだるのはどうかと思いますが…)
そして泣いても笑っても週末まであと僅か。
私もいろいろ出来る事は無いかと考えていますがが、なかなか思いつきません。
(^^;)
当日はいつもより手拍子を打つ、声を出す、チャントを歌う、シャッターを切る、すこしでもチームの背中を押してあげる雰囲気をつくる、サポとして悔いの無い一日を全うする…シンプルですがこれくらいでしょうか?
ともかく試合終了後、みんな笑顔でレヴィーの挨拶を聞ける様になれると良いですね!
GOINGさん
削除お久しぶりです!
そうですね、お互い選手の笑顔、サポーターのみんなの笑顔、レヴィーの笑顔を見るためにどうすべきか、
色々とかんがえますね。
土曜日の夜に「どの顔も素晴らしいな」と選定に迷うような状態であれば最高なのですが。