11/10/2012

@takamitsu15 吉野待ってるぞ!! #cerezo

スタジアムで、スタンドから選手を撮っていると、撮りやすい選手、撮りにくい選手がいる。



撮りやすい選手は、セレッソで言うと、ジンヒョン、茂庭、シンプリシオあたり。昔はマルチネスがぶっちぎりで撮りやすかった。


彼らは、ポジションがら動く範囲が決まっていたり、自分のスタイル、ポジショニングがしっかりしていて、ボールもゆっくり持ってくれていたりする。だから無理に追わなくても次の動きが予測できたり、じっくりとフォーカスできる。


逆に撮りにくいのは、柿谷、扇原、螢、そして吉野。

扇原と螢は、シンプルに動きが早く、ボールタッチが少ない(球離れが早い)だから一瞬で決めないといい写真にならない。



そうして、柿谷と吉野は、違う理由で撮りづらい。二人とも意外性のカタマリで、ボールを持っている時もそうでない時も、次にどんな動きをするのか、まるで予測できないのだ。


村田や丸橋は動きが早いけれど、それだけにどちらに動くか予想ができる。スポーツカーを撮るのに似ているかもしれない。

柿谷と吉野を撮るのには、望遠レンズで蝶を撮るくらいの覚悟がいる。不規則にひらひらと舞うように動く彼らをフレーミングして、フォーカスをあわせて、撮る。それはとんでもなく大変で、そして素晴らしい体験なんだ。


柿谷と吉野を撮れた、数少ないアタリ写真を見ていると、二人とも足首や足の動きが異様に柔らかいことに気付く。これだけ体に負担をかけているのかと、心配していた矢先だった。


吉野がまた美しく舞うまでに、7ヶ月という時間が必要なのだという。正直、心躍らせてくれる選手の姿をこれだけ見られないのは、残念という他はない。

ただ吉野には、くれぐれも焦らず、じっくりと治してほしい。

他の選手に差をつけられるだとか、そういう心配はいらない。吉野のようなプレーヤーは、そうそういないから。それは、みんなが知っているところだよ。



それまででいい、そこまでにしっかり治していればいい。今はじっくり休んで、気持ちを切り替えてほしい。

俺は、ずっと待ってるよ。

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