丸橋は靭帯をやったみたいだ。全治三週間というからどう指を折って数えてもリーグ戦は間に合わない。
具体的に誰が左サイドバックに入るのか、てんで想像がつかない。
日曜のSULガンバ戦では扇原と黒木が入ったようだけれど、児玉は前日にフル活動していたわけで、広島戦ではこの3人のうち誰がピッチに立っているかは不明だ。
そもそも「普通のサイドバック」でいいのなら、児玉ほど適役もいないのだけれどな。 守備に長け、攻撃参加も無難にこなす、サイドバックらしいサイドバック。レヴィーが求めている左サイドバック像が、あまりに特殊すぎる。だから、代えが効かない。
第二次レヴィー政権時代、彼が左サイドバック、左サイドハーフに重用した人材を見ていれば、それがどれほどかよくわかる。主なところで、ゼ・カルロス、ジウトン、石神直哉、 そして丸橋。こう並べればわかるだろうか。
もちろん丹羽や平島、尾亦のような「らしい」サイドバックも数多くいた。けれど、セレッソが調子がいい、セレッソらしい時のサイドバックは、たいてい不適と思われるような超攻撃的な選手が選ばれている。
攻撃のスイッチ役。トップ、2列目が停滞した時の3の矢。つまり、あくまで左サイド後方に居るだけの攻め駒なのだ。今のセレッソの攻撃が左サイドから始まるのは、丸橋がそこにいるから。
そう考えていると、広島戦、意外にヘベルチあたりがしれっと左サイドバックにいるんじゃないかと思えてきた。
緊急事態とはいえ、鳥栖戦でも左サイドをやっているし、やってやれないことはない、かもな。今は中盤、ボランチの層が一番厚いから、山口螢、シンプリシオ、扇原を同時起用して、枝村と組ませても、まだ横山、黒木、村田、南野が控えに使える。
SULではフィールドプレーヤーの控えが後藤寛太しかいなかった、そんな台所事情で普通に代役を探すのが無理というもの。むしろ多少リスクを犯してもグイグイ攻めにかかる方がセレッソらしいかもしれないな。
早く残留を決めて、丸橋には天皇杯までのんびりしてもらおう。
0 件のコメント :
コメントを投稿