11/09/2006

長居改修問題 出原社長発言の経緯。

 モリシの怪我で話が前後しましたが、昨日はセレッソの球団事務所に電凸していました。聞きたい事はこの三点。

・ デイリースポーツの記事の情報は正しいものなのか。

・ 真実だとするならば、球団はこの情報をどこから聞いたのか。

・ 記事ではニュースソースは出原社長となっているが、これは本当の話なのか。


 電話で応対して下さったのは男性の方、若いはりのある声でした。名前聞くの忘れてました。それに関してはスマンです。

 まず一つ目、一番大事なこの情報の正確性ですが、球団では国際陸上開催中、長居、及び長居第二の使用が出来ないことに関しては通知を受けたそうです。しかし改修工事後から国際陸上開催までの期間、長居スタジアムが使えないという話に関しては、「決定ではなく、そういうケースもあるかもしれない程度に聞いている」とのことです。

 ではその通知など、長居、長居第二の使用に関する情報をどこから得ているかというと、今まで一貫して大阪市ゆとりとみどり振興局だとのこと。昨日の記事では知らぬ存ぜぬという態度でしたが、やっぱりお役所はお役所ということなのでしょうか。大阪市は、こういう不誠実な対応をしても良心の呵責に耐えられるような、ダーティーでタフな職員がいる、そんな自治体ということなのでしょうか。

 ともかく、少なくとも世界陸上期間中は長居も第二も使えない、という事は決定済みのようです。代替地にしても、Jリーグの規格にあったスタジアムでないといけないのですが(第二はJ1開催の規格を満たしていませんでしたが、ホームである長居を出たくないというセレッソ側の強い要求を聞き入れたJリーグ側が、特例として一時的な代替開催を認めただけで、本来は規格を満たさなければダメ)、規格を満たし、近畿圏にあるスタジアム(万博、西京極、神戸ウイング、神戸ユニバー)は全てどこかのクラブチームのホームであり、使用が出来ない。開催実績の有る花園ラグビー場にしても夜間照明設備が無いので不許可。セレッソ側も頭を痛めているそうです。


 それから、長居の使用に関する団体間の繋がりを整理すると、この問題に関係している団体、企業はセレッソ大阪(株式会社大阪フットボールクラブ)、世界陸上準備室(勿論背後には「長居陸上競技場はあくまで陸上競技場で、サッカーだけをする場所ではない」と発言した日本陸連がついている)、大阪市ゆとりとみどり振興局の三者なのですが、この三者は相互に意見交換をしているわけではなく、セレッソの要望と世界陸上準備室の要望をゆとりとみどり振興局が聞き入れ、バランスをとっているのが実状のようです。

 そして、セレサポからすれば嫌がらせとしか思えないような、世界陸上準備室の無理難題は通るのに、3月から週に一度程度の頻度で使わせてほしい、というセレッソ大阪側の要求は通っていないのが現実です。どの競技も平等にスポーツ文化として育む姿勢こそが公務を行なう側に求められているはずなのですが、正確に実社会を反映し、力ある者(団体)の意見のみが受け入れられている。腹立たしい話です。


 話の終わりに、出原社長の発言の件について問うたのですが、その話に及ぶとバツが悪い様子で、「そういうことも言っちゃったかも知れないですね~」という答えが帰ってきました。以前から新聞に取り上げられるような、少し軽率な発言が続いていたような気がしたのですが、そもそもそういう性格の方のようで、これからも何かあるかもしれません。いいニュースを口にしていただければ嬉しいのですが。


 とりあえず、デイリーの記事の真偽に関しての取材はこれで終わります。進展が有りましたら、2ちゃんで煽って頂かなくてもまた電凸しますので、それはそれとしてよろしくお願いします。


 最後。前の記事で「皆が一つに」と書きましたが、それを視覚化できるような仕掛けが出来ないか考えています。とりあえず球団の許可は得ていますが、今しばらく待っていてください。

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