6/28/2006

三顧の礼を尽くしなさい。

 わざわざオフのオシム氏に取材をする為に、オーストリアの自宅前まで20人の報道陣と、一人の代表サポと、一人のお笑い芸人が詰め掛けたらしい。まだ協会とも接触がないというのに…。

 そんでもって4年契約を2年にしてくれ、と言ったというコメントに対して毎朝テレビに出てくるバカコメンテーターが「どうせお金目的でしょ~?」と言ったとか言わないとか。お前その言葉フクアリのゴール裏で言ってみろ。今度はユニばっかりじゃなくてヅラまでとられるから、フツーに。


 現地の取材陣は本当はかわいそうな人達なのかも知らないけれどもね。ドイツで取材してても視聴率(=お金)に繋がりそうなネタが無いところに、どこかの誰かさんが口すべらせたものだから、隣国まで遠征とあいなったわけだから。

 でもね、やっぱり、どうにもこうにも腹の虫が治まらないんだ。心無い言動は私だけでいいんじゃないの?せめて何百万人が観ているテレビ番組の出演者だったら、取り上げる人物の人となりくらい調べられないか?ひょっとしたらこれからの日本サッカー界の、現場のトップになるかも知れないその人物に、興味くらい湧かないか?


 おまけに現地入りした田嶋技術委員長までこんな事を言ったらしい。

ZAKZAK

代表次期監督問題で、日本協会・田嶋幸三技術委員長がJ1千葉、イビチャ・オシム監督に正式要請するためドイツ経由で27日、現地入り。 同委員長を直撃すると、「最悪の事態も考えている」と発言。オシム監督との交渉後、ドイツで合宿中の浦和レッズ、ブッフバルト監督と会談することも明らかになった。(後略)


 これはオシム氏にもブッフバルト氏にも失礼じゃないのか?こんな事しか言えないのか?相手が相手なんだから、諸葛孔明を迎える劉備くらいの心持じゃないと、蹴っ飛ばされてしまっても文句は言えないよ。


 ワールドカップから日本が去った事も寂しいけれど、日本サッカーを取り巻く環境を顧みると、一際辛い気持ちになる。別に選民思想家でも悲観主義者でもないけれど、いくらなんでもあんまりだよ。


 

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