元日本代表のC大阪FW西沢明訓(28)が移籍志願していたことが8日、明らかになった。7日に行われた1回目の契約交渉の席でクラブ側に移籍を志願したもの。10年間在籍したC大阪から移籍することで最近の不振から脱出を図るのが狙いという。すでに故郷の清水が獲得候補に挙げており、移籍先の最有力候補。慰留に努めるC大阪だが、西沢流出は避けられない情勢になってきた。
セレッソはいつだってそうだ、ファンセの時も、ノさんの時も。選手が不信感を持つような事ばかりして、大事な人材を簡単に手放してしまう。3人とも理由はそれぞれ別だけれど。チームに残りたい、という気持ちにさせない何かが有った事に関しては一致している。
西澤の今季の成績は8得点。FWとしては物足りない数字かもしれないけれど、ちょっとセレッソの試合を観ていれば、アキがどれだけチームの為に動いているか分かる。
ひどいフィードでも必死に競り合う、削られてもボールを手放さない、二列目が飛び出すタイミングを見てボールを供給する。
アキはセレッソの心臓といっていい、彼がいないとボールはまわらない、本当に死んでしまう。
そんな能力以上に、私達セレサポはアキが好きだ。ちょっととんでもないトコロも含めて全部好きだ。
だからファーストステージのサテライト落ちも、セカンドステージのキャプテン剥奪も、本当に腹立たしかった。結果として私達は「セレッソにはアキが必要なんだ」ということを再認識させられる事になった。
でも、さすがに本人も居心地が悪く感じたのかも知れない。ちょうどおり良く高校の大先輩である長谷川健太が清水の監督に内定した。アキにとっては渡りに船だったのだろう。
いまさら「アキ、残ってくれ!」とサポーターが叫んでも、アキの気持ちは変わらないだろう。そんな気持ちが簡単にゆれるような人間ではない事は、サポーター自身が一番知っている事だ。
でもアキに言いたい。
「お願いだ!残ってくれ!」
しみったれているけれど、女々しいけれど、今はそれ以外の言葉が思いつかない。真っ白になった頭の中から浮かんでくるのはこんなチープな言葉だったんだ。
「お願いだ!残ってくれ!」
もし本当に移籍してしまっても。私達はブーイングなんて出来ない。ずっと応援してきた、大好きだったアキに、そんな事は出来ない、したくない。できるならずっとずっと桜色のユニフォームを着ていてほしい。それは期待ではなく、懇願に近い想い。もう一度だけ言わせてほしい。
「お願いだ!残ってくれ!」
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