今日の大阪は冬を飛ばして春模様。非常に過ごしやすかった。娘との散歩を楽しむ。さすが我が娘、アイスクリームを美味しそうにほおばっている。でも汚れた口元を父の服で拭うのはやめてほしい。
この日は昼からサッカー三昧の予定だった。13時からは天皇杯5回戦。15時からは別の意味で注目の入れ替え戦。そして夜は最後のトヨタカップ。
まず天皇杯、
観てません。
後々のダイジェストなどを見ると、やはり鹿島、磐田の凋落振りを感じずにはいられない。解雇予定のファビオ・ジュニオールや怪我明けの中山を出してひやひやの勝利。
特に人間力は肝心のチーム力が落ちている。川口、金珍圭ら新戦力がどれだけチームにフィット出来るかで多少変わってくるかも知れないが、全体的なスケールダウンは明らか。世代交代が上手く行かないとこうも変わってしまうものなのだろうか。
次に入れ替え戦。試合の展開よりもネット中継が上手く行くのかというポイントに注目が集まった、ある意味特殊な試合だったが、筆者が選んだスポーツナビは3チャンネルを用意して汚名返上に務めており、無事満足できるだけのクオリティで配信を受ける事ができた。
試合は柏が上手く「つまらない試合」にまとめた印象。同じシステム、特徴を持つチーム同士のマッチはレベル差がもろに出る場合が多い。もし相手がセレッソであったなら、少しは違った試合になったかも知れないが、福岡に与えられたチャンスは少なかった。
しめは今年ラストのトヨタカップであったが、いろんな意味でラストにふさわしい試合だったろうと思う。
そもそもトヨタカップが始まった25年前、日本人にとって世界のサッカーはあまりに遠い存在だった。年に一度、南米、欧州のトップチームが国立で雌雄を決する。それはまるで夢のような事だった。
しかし、25年の歳月は日本の、世界のサッカー事情を大きく変えていく。今や数多くの日本人プレーヤーが欧州リーグで活躍し、フリークはリアルタイムでお気に入りの海外クラブチームのゲームを楽しむ事が出来るようになった。
だから日本のサッカーファンは、来日した欧州代表FCポルトが、モウリーニョ監督や多くの選手が入れ替わった全くの「別物」である事を知っていたし、南米代表のオンセ・カルタスが、かつての南米代表のように華々しい個人技を披露してはくれないチームである事も分かっていた。
今日の横浜国際競技場が、一週間前に7万人の観衆の熱気で渦巻いていたのがウソのように閑散としていたのは、サッカーに対する無知が原因ではなく、むしろ日本人の目がシビアになってきた証拠なのだ。日本テレビが必死に盛り上げようとしていたが、それが逆に痛々しかった。
さて、天皇杯に敗れたセレサポとしては、年内に残った楽しみはドイツ戦だけになった。クリンスマン監督は早くも国内サポーターの心を掴んだと聞く。新生ドイツと手負いの日本の間にどれだけのレベル差が有るのか、この試合はじっくりと観てみたい。
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