新ユニフォームの解説です。
VISSEL OFFICIALより。
新しいユニホームは、クリムゾンレッド、白、黒の三色を基調としています。
ほぼ1シーズンをかけて開発されたこのユニホームのコンセプトは、
戦闘服としてのフットボールウェアとはどうあるべきか、という問いから始まりました。
鍛え上げた肉体にピッタリとフィットするシャツ、
鋭利なナイフのようなソックスの縦ライン、ミリタリー調のフォントが採用された選手番号が、
これをまとう選手たちを闘いのモードへと誘います。
またもう一点、重要なテーマだったのは、ストリートでのファッションアイテムとしてのデザイン性。 極力シンプルなデザインにし、デニムにも合う落ち着いた色味を採用しました。
体裁よく取り繕われたコメントですが、平たく言えば街中でも着れるようにデザインして、広告効果を上げよう、という意図があるわけです。
確かにJのユニフォームはいろいろと凝り過ぎていて、スタジアム以外では着にくいというのは実感としてあります。
以前私も「いわれなき迫害」で災難にあった事を書いていますし。「街中で気兼ねなくサポートしているチームのユニが着れる」というのは、喜ばしいことです。
デザインもさんざっぱら2ちゃんで叩かれていますが、個人的には悪くないデザインだと思います。
でも、このユニフォーム自体は大嫌いです。
皆さんご承知の通り、三木谷氏がヴィッセル神戸のオーナーになった時、チームカラーを今までの黒と白から親会社のイメージカラーであるクリムゾンレッドに変更するという発表が有り、サポーターとの間で大問題になりました。
ここらへんは客観論で言うなら武藤文隆さんのコラム、サポーターの立場からはチームカラー変更凍結嘆願署名のページを見ていただくと判りやすいかと思います。
経営権譲渡時の契約問題(チーム名、ホームタウンは変更してはいけないとあったが、チームカラーに対してはその旨の記載が無かった)理念の問題など、様々な事が語られていますが、私が何より「違和感」を感じたのは「どうしてオーナーが自分のチームのサポーターの意見に耳をかたむけようとしないのだろう」という事です。
既存のイメージを払拭し、新しい顧客を獲得する為に、思い切った決断が必要だった事。その為に様々な営業努力をしてきた事は、私にも判ります。セレッソも見習えば?なんて思ったりもしました。
ただチームカラーの変更に関しては、理解に苦しむものが有ります。変更する事で増える顧客の数と、今までのヴィッセルに愛着を持ち、一所懸命にサポートしてくれていた人の数(≒チームカラー変更に反対してきた人の数)では、到底釣り合いが取れないと思うのです。
確かにヴィッセルの歴史、Jリーグの歴史は、他の海外リーグと比べるのもおこがましいくらい短いものです。「変えるなら今のうち」なのかも知れません。
でも、例え短くとも、ヴィッセル神戸にも歴史は有るのです。その先人達が築いてきた歴史へのリスペクト無しに、一人の人間の意志でチームが変わっていくということに。私は激しい嫌悪感を感じるのです。
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