7/14/2005

ロス・カプリチョスに学ぶ。

 昨日のカゼの件ですが。死にそうになりながら試合を観て、汗だくになったところでカゼ薬を飲んだところ、かなり楽になりました。喉の痛みがひけば、もう大丈夫。


 さてさて、昨日昼の更新で試合の観戦記を書くと書いていたんですが、ちょっと心配な話が有ったので、そちらを先に書かせていただきます。


 その心配話というのはNew York Play Dead.さんのところで企画している『応援煽り画像ハリコ祭り』の件。

昨年暮れに浦和サポと横浜サポが
『応援煽り画像ハリコ祭り』を展開したように、
セレサポである僕もガンバサポに向けて、
挑戦状を叩きつけようと思ってるんですけど、
やってもいいですか?

 ということなのですが、私個人の意見としては「やめておいた方がいい」と思っています。


 こういう企画って相手を選ぶと思うんですね。レッズのサポさんもマリノスのサポさんも「ウチが一番強い、俺達の方がチームに対する愛情が有る」という強い信念が有ったから出来たと解釈しています。

 翻ってガンバのサポーターを考えると、どうも絶対評価よりも相対評価を気にしているフシが有って、あまりそういう企画が円満に進むとは考え辛いんですよ。

 ここで私の言う絶対評価というのは前述のように「ウチは強い、ウチの○○のドリブルを止められる奴はいない」という応援しているチームに対する評価。相対評価というのは「ウチはどこそこより強い、どこそこのプレーヤーよりウチの□□の方がパスが上手い」という他者との比較の上でしか自分の応援しているチームの位置を測れない評価の事です。


 以前ガンバがヴェルディに7-1で勝った試合の後にブログを回っていると、嬉々として落ち込んでいるヴェルディサポーターの写真をアップしているところがありました。

 普通勝ったらサポートしているチームに対する記事なり写真なりをアップすると思うんですが、どうもそういう記事が見当たらない。そうやって相手を貶めないと、自分のチームを高く見せられないのだなあと思ったもんです。


 勿論ガンバ系のブログ全てがそうではないですが、少なくともそのブログが存在していて、それを許容しているという時点でちょっと猜疑心を向けてしまいたくなるんですよ。


 私の好きな画家にゴヤという人がいるんですが(「裸のマハ」「着衣のマハ」で有名な人ですね)、その人の描いた銅版画に「なんたるお手柄死体を相手に」というのが有ります。

 敵兵の死体を切り刻んで木に吊るし、喜んでいる軍人を描いたものなんですが、件のブログの記事を見た時に、ふとそれを観た時の事を思い出しました。

 ゴヤが作品を観た者に意図的に不快感を与え、そこから何かしらのメッセージを読みとってもらおうとしているのに対して、件の記事がただ不快感を与える事のみを目的にしているところに決定的な差が有るわけですが。


 というわけで、もしどうしてもという時は、相手のブログ管理者と何かしらの意思疎通が出来だ場合のみに限定してみた方がいいと思いますよ。どうでしょうか?





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