株式会社奥アンツーカは長谷川体育施設株式会社のようにCLASS1認定トラックの改修実績は無いものの、96年の長居大改修の時にトラック部分を施工した実績の有る会社、早速電話取材しました。
まずなぜトラックの改修費が2億円代に納まったのか。本来は一番下の素地から張り直すところを、表層(2㍉程度)を削って、そこに新しい素材を流し込むだけにしたからだそうです。それほど大掛りな工事ではなさそうかな。材質を乾燥させたりしなくてはいけないので、それでも9月~12月の工期は変わらないようですが。
ちなみに流し込む素材は、96年の大改修時と同じトップエースCLを使用するとのこと。日本陸連は高反発ウレタンで新記録を期待していたはずなのですが、予定が変わったのか何なのか…。
それから辻岡土木株式会社にも取材をしたのですが、こちらはまだ落札したばかりで、ゆとりとみどり振興局等関係団体との話し合いもまだなので具体的な事は話せない、というすげない返事でした。収穫は無し。
しかし今回話題にしたいのはこれからの話。以前のエントリで大阪市が予定している長居スタジアムの改修費が12億4146万8千円であるとお伝えしましたが、改装のメインであるトラック、スタンドの改装費用が、思ったより小額だと思いませんか?単純に引き算をすると
1241468000(予算)-222000000(トラック改修費)-85761000(スタンド改修費)
=933,707,000
何と9億3370万円も余ってしまうんです。電光掲示板の設計費が330万で落札されており、設計費は施工総額の1割が相場という事を考えると、電光掲示板の改修だけで9億以上もかかる事は考えづらい。いよいよもって予算配分が判らなくなってきました(ちなみに告知イベント等の予算は別枠で計上されています)。
施工業者も施工法も予算も?だらけのこの改修、ほんとうにキチンとしたものが出来るんでしょうかね、すこし不安だったり…。
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