代表を意味するポルトガル語である「セレソン」とはセレクション、つまり「選抜」という意味が有ります。時折セルジオ氏が代表を選抜と言ってしまうのはそういうわけなんです。今回の北朝鮮戦に向けた「選抜」には、さぞ苦労が有ったものと思います。
恐らく一回は頭を抱えたはず、多分2、3回は少し薄くなった髪をかきむしったかも、ひょっとしたら10回くらい「ワシェキー」と唸ったか。
そしてついに、彼なりのメッセージが出来上がりました。
FW_NEWS
中村、高原がメンバー入り/北朝鮮戦日本代表メンバー
■18名は当日発表
シリア戦から一夜明けた3日、日本サッカー協会は9日のW杯最終予選対北朝鮮戦に臨む日本代表メンバーを発表した。新たに加わったのはレッジーナの中村とハンブルガーSVの高原の2名だけで、海外組はマルセイユに移籍した中田浩を含む3名。稲本や中田英、小野らは外れた。
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◇日本代表メンバー
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��2・土肥洋一(F東京) 23・川口能活(磐 田)
1・楢崎正剛(名古屋)
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��7・三浦淳宏(神 戸) 2・田中 誠(磐 田)
��5・茶野隆行(磐 田) 5・宮本恒靖(G大阪)
3・松田直樹(横浜M) 14・三都主 (浦 和)
��2・中澤佑二(横浜M) 26・坪井慶介(浦 和)
��1・加地 亮(F東京)
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��6・藤田俊哉(磐 田) 15・福西崇史(磐 田)
8・小笠原満男(鹿 島) 10・中村俊輔(レッジーナ/ITA)
��9・本山雅志(鹿 島) 6・中田浩二(マルセイユ/FRA)
4・遠藤保仁(G大阪) 30・阿部勇樹(千 葉)
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��1・鈴木隆行(鹿 島) 20・高原直泰(ハンブルガーSV/GER)
��8・玉田圭司( 柏 ) 31・大黒将志(G大阪)
ジーコの出した返答は「海外組」偏重からの方向転換。高原、大黒、阿部、坪井以外はほぼ昨年のアジアカップに出場したメンバーそのまま。個人的にはジーコが代表監督になってから最も納得のいく人選となりました。
もちろん100点満点というわけにはいきません。不調が続く高原がどれだけ使えるのか、両サイドの層が薄くはないのかなど、不満な点は多々有ります。
しかし個々の能力以上にチームとしての一体感を求めるジーコの選抜方法の基本を考えれば、大黒、阿部が加わっただけでも大きな驚きです。私個人の感想を言わせてもらえれば、ヒデ、小野、稲本の見送りよりも、それは大きなものでした。
今回は18名まで絞り込めず、最終的な決定は当日というのも、ジーコの苦悩を表しているような気がします。ひょっとしたら高原が試合に出ずにとんぼ返り、なんて事も有るかも。なんてのは意地悪でしょうかね。
18人に絞り込むのに難儀をするのは、少なくとも無理やり18人をかき集める難儀よりもずっと贅沢なものです。それだけ層が厚くなったのだ、そんな日本が負けるわけがないと、そう考える事にしましょう。
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