小松に関しては、移籍の動機は出場機会を求めてなんだろうと推測ができる。
尾亦にしても、チーム内での丸橋との力関係を考えると、遅かれ早かれこういう時期が来るのだろうと覚悟していた。
大竹や倉田の場合は契約はレンタル元にあるのだから、大枚をはたかないと完全移籍というのは難しい。
野口と夛田のレンタル移籍、丹野の完全移籍にしても、スタメンが狙えるチームでレギュラーを取りたい、実戦経験を積みたいという意味があるのだろう。
そういう理由で、各々との別れに関しては、いやいやながら納得というか、心の整理をつけることができた。苦しいけれど、自分で自分に言い訳がついた。
けれど、大海の移籍に関しては、そういったものが全くないし、複数年で契約を結んでいるにも関わらずの騒動であるから、未だに狐につままれたようで、納得できないでいる。
大海がチームにもたらした技術とチーム内での結束力みたいなものは、今更語るべくもない。生観戦を一、二度していればわかるだろう、体をはって相手の速攻を防ぎ、ボランチや茂庭らと常にコミュニケーションをとる大海がどれほど頼もしいか。
チームのシステムから見ても、大海の役割は大きい。最後列からボランチや3シャドーにいいボールを供給し、チームの攻撃のスピードを上げる大事な役割を持っていた。
彼がいないとなると、攻撃の組み立てが根本から変わる。ボランチのパス精度やスピード、攻撃陣のボールを受ける動きをもう一つ二つ、レベルアップさせる必要がある。ひょっとしたら堅守速攻型の(それこそ仙台のような)チームを目指す必要性に迫られるかもしれない。本当に頭が痛い話だ。
これでマルチネスも抜けることがあれば、去年まで築いてきたレヴィーセレッソは、ソアレスセレッソへ、否が応でも変化していかざるを得ない。変化することを止めることはできないにしても、あまりにスピードが早過ぎる。残った選手たちの発奮を願うしか無いか…。明日もう一度記事にしてまとめてみよう。
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【12/01/10】上本大海選手 ベガルタ仙台へ完全移籍のお知らせ
弊クラブに所属DF上本大海選手が、ベガルタ仙台へ完全移籍することになりましたのでお知らせいたします。上本選手のプロフィール、コメントは以下のとおりです。(後略)
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