1/30/2012

藤田さんの志。 #cerezo

関係者へのリークも今日の今日で、突然だったそうだ。

藤田社長退任。後任は、昨年から取締役としてセレッソに関わられてきた岡野雅夫新社長に引き継がれることになる。


岡野氏の経歴はセレッソ公式に載っているとおりで、92年に取締役社長となられた株式会社ヤンマードリームエージェンシーは旅行代理店。2004年から2009年にかけて各地方の支店長を歴任しているヤンマーエネルギーシステム株式会社は空調関係を取り扱っているヤンマーの子会社。バリバリのヤンマー閥、ということになる。

100周年を迎えたヤンマーとしても、セレッソのタイトル獲得は悲願なのだろうか、3代続けてヤンマーからの出向になった。


それにしても、このえびす顔がスタジアムで見られないのは、寂しい。

藤田社長は、先々代の藤井社長と同じく、セレッソを愛してくれていたし、サポーターと同じ目線でものを見てくれた稀有な人だった。

2010年のサポコンでは、サポーターの「塚本選手(当時大宮)への募金ができないか」という要望にその場で応え、社員に即席の募金箱を作らせてくれた。試合の日はどんなに熱くても、寒くても、変わらぬ笑顔でゲートでお出迎えしてくれた。先代の社長が酷いものだったから、あまりのサービス精神にこちらが恐縮してしまったほど。


それから、この交代を不安に感じるのは、個人的な好き嫌いだけが理由ではない。今まで積み上げていたものが全てゼロになってしまわないかということ。それが心配なのだ。

セレッソはいつもそうだった。例えいいこと、続けてほしいことであったとしても、社長が変われば何もかもがストップしてしまう。

藤井社長がもたらしたいい面を、次の出原社長が引き継いでいれば、出原社長自身ももう少しマシな球団運営ができたろうし、スタジアムにヤンマーのエライさんともども雪隠詰め なんてことも回避できたかも知れない。そうして、藤田さんはもう少しいいポジションから球団運営が始められただろう。

それができないでいるから、チームのありようが定まらずに、交代のたびにいらない時間と労力を使ってしまうのだ。


できない理由なんて、どこにもない。プライドとか体面なんて何の足しにもならないものに縛られているなら、そんなものドブにでも捨ててしまってほしいし。怠慢ならば黙ってはいられない。

サポコンに出る大きな理由ができてしまった。岡野氏の人となりをしっかり見極めてこよう。

藤田さんの志を、しっかりと引きつげる人物であればいいけれど。

【12/01/30】代表取締役交代のお知らせ

2 件のコメント :

  1. 突然でしたね

    藤田前社長がよくやってくださったので寂しいですが、いきなりやってきた人でなく、いわば内部昇格なのでゼロから始めるのではないところに望みを持とうと思います

    今年こそタイトルとりたいですね!!

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  2. caoritaさん

    いままで藤田さんが心血を注いだチーム、フロントが、一丸になってタイトルを獲る。
    それが藤田さんへの最大のプレゼントになると思います。

    そのためにも、チーム、フロント、サポーターが一つになれる球団であってほしいです。

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