11/22/2004

「好き」の理由。



-あなたは好きな人がいますか?- 



 西中島は親類縁者知人友人に「一緒に長居にサッカーを観にいかない?」と言って「布教活動」に勤しんでいます。

 その中で会社の後輩君を誘ったところ「セレッソって弱いですやん。コールも殆ど『セレッソ大阪!』ばっかりやし」という答えが返ってきたことが有ります。

 確かにセレッソ弱いです。サポーターの一人として言うのもなんですが、サポーターのしょぼさはJリーグの中では屈指でしょう。でも、何故だかセレッソが好きな自分がいます。


 ここで話を最初に戻しましょう。好きな人がいるという方は、相手のどんなところが好きですか?

 ちょっと意地悪な質問ですけれど、多分多くの人は「優しいところ」とか「かっこいい(かわいい)ところ」なんて答えられるのではないでしょうか。

 確かに優しいのは大事なことです。けれど両想いなら、大抵の相手はあなたに優しくしてくれるのではないでしょうか。

 「かっこいい」といった外見が「好き」の理由であるならば、あなたはその人が老い、御世辞にも「かっこいい」なんていえない姿になったなら、嫌いになってしまうでしょうか。


 中には本当に辟易してしまう人もいるでしょうが、大よその人はその人に多少の変化が有っても「好き」でい続けていると思います。

 しかしそれでは前述の理由はウソということになります。いったい「好き」になった本当の理由はなんなのでしょうか。


 思うに、「好き」という状態になるのに必要な理由なんて、本から無いのではないでしょうか。そういった感情は本能とか無意識の領域の話であって、「~だから」なんて理由は後付けでしかないのでは…。


 つまり幸か不幸か、私の本能は「セレッソを愛せよ」と四肢に命じたというわけです。恐らく死ぬまで、このままなんだと思います。9点取られようが、2部に落ちようが、「しっかりしろ!」とブーイングすることはあっても、セレッソのサポーターである事をやめる事は出来ないでしょう。

 そういうわけですから、西中島は今後もセレッソを許される限り全面的に支援します。いつか「好きでいてよかった」と思える瞬間が来る事を信じて。



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