11/27/2004

よりにもよって…。

スポニチアネックスOSAKA

C大阪「J1残留」へ不安…DF2人出場停止、両ボランチ負傷

 C大阪が追いつめられた。練習中にMF布部が腰を強打して病院へ直行。ボランチの相方MF久藤は前回の清水戦で右ひざのじん帯を痛め万全ではない。おまけに23日の清水戦で勝利に貢献した千葉とラデリッチのDF2人は出場停止だ。


 最悪の場合、守備陣5人のうち4人が入れ替わる可能性が出てきました。千葉、ラデリッチの穴は上村、大森、斎藤(!)が埋めなくてはいけません。

 ボランチはさらに深刻。久藤は公開練習時は別メニューだったようで、非公開の昨日今日でどれだけ回復しているのかが心配です。

 ここ数試合守備陣と攻撃陣の橋渡し役を上手くこなしていただけに、久藤が出られるのか出られないのかで試合の様相はがらりと変わってくるでしょう。


 もしもの場合は下村と濱田、もしくは下村とマリオというペアが考えられますが、濱田、マリオの格落ち感は否めません。

 濱田は運動量と積極性に問題が有りますし、マリオは運動量こそ有りますがチームにフィットしているかは疑問です。


 ここで小林監督には二つの選択肢が有ります。

 一つは新潟戦を全力で闘い、何としてもリーグ戦での残留を目指すというもの。今一つは新潟戦を捨てて主力を温存し、万全の体制で入れ替え戦に臨むという方法。


 キーは久藤、布部の怪我の状態でしょう。二人が全治まで残り1週間程度の軽い怪我であるならば、激戦を続け、疲労が溜まったJ2のチームに、ベストコンディションのフルメンバーで臨んだ方が残留の可能性は高いでしょう。

 二人だけに留まらず、西澤、森島も披露が溜まっている状態ですから、思い切ったギャンブルプレーも有りでしょう。


 ただボランチ二人の怪我が深刻なものであるならば、全力をあげて新潟戦を戦うしか有りません。この場合も大分対柏戦の結果待ちである為に賭けの要素を多分に含んでいますが、あと3試合を全て全力で戦う事は冷静に考えて不可能です。


 ここにきて一番層が薄い部分に故障者が出た事は不運と言うしかないですが、嘆いても怪我が治るわけでは有りません、冷静に明日の試合を待つしかないでしょう。



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