1/28/2005

他人事ではない中田移籍。

ニッカンスポーツ

川淵キャプテン「移籍金0仕方ない」

 中田浩の移籍について日本協会川淵三郎キャプテンは「(移籍金0は)今のルールでは仕方がない。(国内の)クラブが損をしないよう考えないといけない」と発言。今後、海外移籍を希望する選手には、所属クラブが複数年契約を結び、契約が切れる前年までに契約を更新していくなど「契約切れで移籍金0」という事態を避ける具体策を検討することを明かした。


 2ちゃんでは鹿島のスレッドが一日で2回立つ程過熱している中田浩二の移籍騒動ですが、報道ステーションなんかは「良いニュース」として取り扱っていましたし、他のニュースも概ね中田移籍に関しては好意的。

 選手が海外に行けば国内リーグはどうでもいいのかよって話しなんですが、またしても代理人は田邊伸明さんですか。最近サッカー界で揉め事が有ると必ずこの人がいるような…。


 一部では複数年契約などで選手流出を防ぐべき、それをしなかった鹿島が悪いなんて話になっていてたりするんですが、鹿島だって中田にはチームの柱としてそれ相応の待遇をしていたと思うし、落ち度は無かったと思いますよ。怪我明けの人間に大金を積むなんて台所事情から考えてしないほうが(その時点では)得策だっただろうし。


 とどのつまり今回のように選手の意思、契約の切れ目、魅力的なクラブからの移籍のオファーが揃っちゃうと今の状態では防ぎようが無いし、これからもそういう揉め事が起こる可能性は残るということでいいのかな?選手だって移籍とかの自由が有るチームの方が、束縛の強いチームより魅力的でしょうから、ルールの厳格化なんて無理っぽい。


 ただ、例えルール上問題が無くっても、最低限今まで育ててくれたクラブや、応援してくれたサポーターに対して礼節を欠く行動をすれば、当然非難されるでしょう。鹿島や鹿島サポーターの荒れぶりを嘲笑する人もいますけれど、自分のチームに置き換えて考えれば、至極普通の反応だってわかるはず。古臭いかもしれないけれど、日本人の義理人情的思考って変えられるものじゃないし。


 その意味では中田浩二も田邊氏もどうしてそういう想像が出来なかったかなとかいうところが有りますね。本当に狡猾な人間は周りと何ら摩擦など起こさず、自分の目的はちゃっかり達成しているもんです。田邊氏はその意味では狡猾ではない。むしろ欧州のスタンダードを無理に日本で展開しようとしているあたりは不器用とさえ感じます。確かに「ルール上は」何の問題も無いようですけれど、だからって何をしてもまかり通るってわけじゃない。


 返す返すになりますが、こういう事態が今後も、どのチームにも起こりうるというのは本当に怖い話ですね。過度に反応するのも逆効果だし、難しい問題です。廣山もらっといて言う話題でもないんですけれどね。


<今回の記事を書くにあたって参考にさせて頂いた記事>

blog武藤文雄のサッカー講釈さまより

 ■ 日本、欧州間の移籍金問題

 ■ 続日本、欧州間の移籍金問題

 ■ 続々日本、欧州間の移籍金問題

KET SEE BLOGさまより

 日本にもボスマン判決の波が!

 中田(浩)選手移籍続報


※これだけ読んどいて書けた文はこんなものかと言われると「すいません馬鹿なもので」としか言えません。すんません。





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