5/14/2005

ガンバ戦戦前予想。

Field-vs-Gamba-05.gif


んー、完璧だ。


 これは外さんでしょう。ガンバは前三枚がぐるぐる動くんで流動的ではありますが、メンバーはこれでよし。ベンチもこれで文句なし。


 ガンバスレによるとサブは日野、青木、家長、前田、松波の五名。

 セレッソのサブは不動。伊藤、山崎、廣山、米山、黒部


 展開を読むのであれば、やはりキーは先制点。何時、誰が、どんな形でとるのか。

 セレッソが先制点を早い時間にとれれば、流れはぐっと傾く。ゆっくりとボールをまわすことが出来る。緩急をつければ相手が先にスタミナ切れを起こす。これは運動量が生命線のセレッソにとって大きなアドバンテージ。


 逆にガンバが前半で先制すると去年の悪夢が蘇る可能性が有る。特に「弱いものいじめ」の上手い大黒に決められるときつい。

 ただここでセレッソが落胆しなければ、勝機はまだ十分に残っている。11試合20失点、ガンバの守備は決して強固なものではない。3バックの平均身長は177cm、西澤のポストプレーが無力化する事は考えづらいし、仮にシジクレイがついてくれるのならその前にスペースが生まれる。このギャップを辛抱強くついていければ得点機は必ず生まれる。

 そういう意味では小林監督が手塩にかけたチームの連帯感、一体感が試される試合と言えるかも知れない。いつになく小林監督のゲキが激しく飛んでいるのはそれが判っているからだろう。


 一方ガンバスレッドを見るとやたらと大量得点差の予想が目立つ。裏を返すならばそれは僅差の試合に不安が有るという事。西野監督もなにわWEBの中で

 「先取点がカギになる。取ったら相手も出てくるし、取られたらさらに引かれる」。悪循環に陥る前に、早い時間の先制パンチで打開する。「こじ開けて、ねじ込むように点を取りに行かないといけない。綺麗で理詰めのサッカーじゃ取れない」。

 というコメントを残している。早い時間帯で先制点をあげて戦意を喪失させ、セーフティーリードと言える得点差をつける。ガンバのビジョンは明確。セレッソに早く「諦めて」ほしいわけだ。


 J's GOALでもキーマンに挙げられていたが、セレッソの安定した守備陣を引っ張り、攻撃へのリンクマン役も務める下村に課せられたノルマは高い。遠藤、シジクレイという屈強なボランチの網をかいくぐり、どれだけゼ・カルロス、古橋、西澤、森島らにフレッシュなボールを供給できるか。「和製レトンド」のお手並み拝見。

 逆にガンバもボランチ遠藤がどれだけ働けるか。守備で、攻撃で、セットプレーのキッカーとして、こちらも責任は重い。


 監督のベンチワークも見所。セレッソにはcerezoblogの桜の6番さんが「森島の正当な後継者」と言ってはばからない米山と日本人屈指のストライカー黒部、右サイドの職人廣山がいる。一方ガンバにも「1万ゴール男」前田、成長株家長らが控えている。彼等が何時ピッチに登場するのかによっても、試合の様相は変わってくる。人格では決して劣っているとは思わないが、経緯はどうあれ世代別代表の監督にまでなった人間、侮る事の無いように。


 この試合を、セレッソは「本家大阪祭り」と銘打った。祭りの主役はやはり桜であってほしい。4万人のサポーターが、その時を待っている。





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