5/21/2005

ナビスコカップ鹿島戦展望。

 名良橋、興梠、野沢、フェルナンド、アレックス・ミネイロ、小笠原、本山、鈴木。

 なんだか寿限無のようでもあるし、クトゥルー神話の旧支配者を呼び出す呪文のようでもあるけれど、これすべて明日欠場が予想される鹿島の選手達。小笠原、本山、鈴木は代表にとられ、あとの5人は怪我。しかしこれだけ主力がごっそりと抜け落ちるとまるで別のチームという風。

Field-vs-Antlers-05-nabi.gif


 前回対戦時のスタメンは曽ヶ端、大岩、岩政、石川、青木のみ、吉澤から前は全員違うメンバー。吉澤のところには中後が入る可能性も有るとの事。セレッソは小林監督の「スタメン変えません」宣言を真に受けてガンバ戦と変わらずとした。


 ともかく未見の選手の多い事多い事。新井場もオフェンシブな位置で起用された際どういう動きをするか判らない。

 曽ヶ端、岩政、大岩、青木という守備のセンターラインは健在。しかし前線でひたすらチェイシングに走り回る鈴木の欠場の影響が無いわけでは無いだろうし、引いて手堅く勝ち点を与えない試合にする事も考えられる。ただ試合会場はカシマスタジアム、そんなプレーをサポーターが許すかどうか。不確定要素が多い分開始直後はセレッソも様子見をしてくるだろう。

 ただこういう時にボロが出る事が多いセレッソ。強いチームに強く、弱いチームに弱いというのもどうしたものか。とにかく相手の「奇襲」を想定し、パニックになることの無いように。


 前半で相手のパターンが把握できれば、急造チームの「泣き所」が見えてくるはずなので、それから動き始めても遅くない。


 個人的には黒部のモチベーションや使われ方に興味が有る。大阪ダービーでは再三の決定機にもシュートが枠に飛ばず槍玉に挙げられたストライカー、汚名返上の機会を待っているに違いない。またそういう選手でなければ困る。

 1トップになるのか西澤との2トップになるのか、特に2トップになった際に西澤とどれだけフィットするのか。その辺りの実戦経験が少ない分、多少のバランスは無視してでも試してもらいたい気もする。もちろんそういう余裕が有ればの話だけれども。


 選手個々を見れば勝てる要素は多分に有るが、だからといって必ず勝てるというわけではない。油断する事無くしっかりとした試合をするチーム、出来るチームであってほしいが…。





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