3/16/2005

地獄の使者と人の言う。

 以前にも書きましたけれど、サッカーにおいての審判の存在って、かなり大きいんですよね。同じ内容の試合であっても、審判が誰であるかで面白さが変わってくるし、下手をすると勝ち負けが逆転したりしちゃう。

 さらに言うと「相性」なんてものまで有って、この審判の時は負けないとか、そういう傾向がはっきり出る。02年W杯の日本VSトルコの審判はイタリアのコッリーナさんでしたけれど、トルコはコッリーナさんが笛を吹いた試合では負けた事が無かったんだそうな。


 というわけでイランVS日本の審判が誰になるのか、注目してみたんですが…。

スポニチアネックス

イラン戦はカード乱発審判が担当

 日本サッカー協会は15日、W杯アジア最終予選2試合の主審を発表した。25日のイラン戦はシャムスル・マイディン氏(38=シンガポール)、30日のバーレーン戦はラフシャン・イルマトフ氏(27=ウズベキスタン)が担当。マイディン氏は昨年のアジア杯準決勝の日本―バーレーン戦で両チーム合計8枚のカードを出しており、出場停止にリーチがかかっているMF中田やMF小野ら6人は注意が必要だ。


 なんか変な感じのタイトルですが、このシャムスル・マイディン氏(38=シンガポール)なる審判、2004年アジアカップのバーレーン戦で遠藤に一発レッドをかました、あの審判なのですよ(バーレーンにも大概カードを出してましたから、日本にだけ厳しいというわけではなく、単にカードが多い審判なんでしょう。それが救いではあります)

0308004JPN_BHR5.jpg


こんなシーンは見たくない(画像はアジアカップ時のものを借用)



 前節で勝ちきれなかったイランとしては、日本戦とはいえホームの初戦、絶対に勝ちに来るでしょう。当然激しいプレイも数多く出てくるはず。

 その上日本のDF陣は故障中、故障開け、不調の者が多く、ついレイトタックルをしてしまうなんてことは、往々にして有り得ることです。

 試合自体がもう荒れ模様確定なのに、その上カード製造機が審判となれば、いったいどういう展開になるのか全く予想がつきません。


 しかもイラン戦の後にはすぐバーレーン戦が控えています。二つの試合の間隔があいていれば、仮に誰かが出場停止になっても、代替メンバーを選んだり、その選手をチームに溶け込ませる事が出来るんですが、それもままならない。何か狙って審判決めてませんかとかんぐりたくなるようなシチュエーション。


 多分ジーコはそんな小器用な真似なんて出来ない(というかしたくない)と思うんですが、もしイラン戦で勝敗が明らかに決した時には、いわゆる「リーチ」のかかった選手はどんどん交代させた方がいいでしょうね。例えそれが負けている時でも、無理をしてバーレーン戦を不利な状態で向かえる事を考えれば「捨てゲーム」にする勇気も必要なんじゃないかと。


 イランがバーレーンに勝っていて、日本戦がイランにとっての「絶対に負けられない戦い」になっていなければ、全然問題無かった筈なんですが。本当に何が起こるかわからないなあ…。





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