もし順調に買い手が見つかれば、改築されてから9年間。それ以前の「長居陸上競技場」時代から数えると実に41年間もの間親しまれてきた「長居」の文字が消えることになります。(それ以前は何と競馬場だったらしい)
スタジアムが消えるわけではないけれど…。
別に私がスタジアムを管理しているわけではないのですが、長年親しんできたスタジアムの名前が消えてしまう事に寂しさを感じます。なんて例えればいいんだろう。優しくしてくれた近所のお姉さんがお嫁に行ってしまう感覚というか、なんというか…。
家が近所だった事もあり、子供の頃は夏になると決まってバックスタンド裏にあるプールで遊んでいました。改築のこけら落としには行けませんでしたが、プレシーズンマッチのセレッソ対フリューゲルス(!)戦を観にいったのを覚えています。あの頃の前園はすごかったなぁ。
本格的にセレサポになってからは、もう語りつくせないくらい沢山の思い出が有ります。人生の目標だった「自転車に乗ってワールドカップを観にいく」事が出来たのも、長居スタジアムがあったればこそ。
「ホームグラウンド」と言いますが、最近はスタジアムに来る度に「ああ、我が家に帰ってきたのだ」と思えるようになりました。
命名権を買っていただいた企業に対して、別段ああしてくれこうしてくれという希望は有りませんが、ただ一つお願いできるなら、どうか大切に使ってあげてください。私の娘が、孫が大きくなった時に、今私が感じているのと同じように「我が家に帰ってきたのだ」と感じられるように。
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