6/21/2005

泣き男。

 最近「電車男」のせいで、新聞の見出しに「住宅地にナイフ男」なんてのを見つけると「ナイフ男」ってどんな話?とか思うようになった。


 アジアの一部では今でも「泣き女」という仕事が有る。他人のお葬式などに現れ、さも親族のように大げさに嘆いたり、本当に涙を流したりして、そういう雰囲気を作る仕事。

 これをテレビで初めて見たとき、仕事中の様子と休憩時間のそれとがあまりにも不釣合いだったので、今でもよく覚えている。

 もし日本に「泣き男」という仕事が有ったら、私は多分迷う事無く「泣き男」になっているだろう。それくらい最近よく涙が出る。


 子供が出来てからは特に涙腺が緩い。保育器に入れられた1500g余りの小さな命を見ていると、自然とそうなっていた。


 昨日の記事の中で紹介したBUMP OF CHICKENの「車輪の唄」と「K」という歌を聴くと必ず泣く。両方ともラストが余りに辛いのだ。自転車に乗った少年は賑わう街の片隅で孤独を抱き、嫌われ者のネコはボロボロになって土に返った。昨日記事を書き終えて確認したが、やはり泣いた。


 映画だと「火垂るの墓」と「クレイマークレイマー」に弱い。特に「火垂るの墓」はタイトルが出るまで持たない。二人の霊が出てきた瞬間で号泣してしまう。


 サッカーの試合でもよく泣く。嘉人のホームラストゲームの時には人目もはばからず号泣したし、2002年の元旦には泣いてスタンドまで謝りに来た岡山に泣いてしまった。

 ただセレッソに関して言うなら、まだ嬉し涙というのは眞中さんが3分ハットを決めた時しか無い。貸し借りでいうとまだまだ「悲しくて泣いた」回数の方が圧倒的に多い。悲しすぎて涙も出てこないという試合も何度か有ったので、トータルだと凄まじくマイナス。


 今度セレッソで涙する時は、是非うれし涙にさせて頂きたい。何かタイトルをとって、モリシがトロフィーを掲げてくれるだけでいい、後は何の演出もいらないから。


追伸

最近はメールや掲示板に温かいメッセージが届き、大変嬉しく思っております。引き続きこ助力頂けましたら幸いです。





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