その上に今回の黒部の記事。もう本当に泣きたい。
日刊スポーツなにわWEB
C大阪黒部、自ら名古屋と移籍交渉
移籍問題で注目されている元日本代表のC大阪FW黒部光昭(27)が28日、オファーの届いている名古屋、東京とすでに自らが交渉を行っていたことを自ら明かした。年俸などの条件提示も受けており「あとはクラブ間の話し合いになると思う」と本命の名古屋移籍に向けて次の段階に進んでいることを強調した。
黒部が交渉を行ったのはグアムキャンプ(今月16日から24日)の出発前。さらにキャンプ中、西村GMとも会談した。「自分の希望は伝えました。GMの出せないという姿勢もわかるが、より良い環境でやりたいというのはある」。
(中略)
西村GMは黒部が名古屋などと交渉していたことについて「C大阪はオファーが来たら隠さず本人に通達する方針ですから」。また小林監督は「黒部を持っていかれたらセンターフォワードは西沢しかいなくなる」と困惑していた。
セレスレにも書いている人がいたけれど、この記事が仮にとばし記事だったとしたら日刊スポーツの常識を疑ってしまうし、本当だったら黒部に対して呆れてしまう。黒部はひょっとしたら、自分のチーム内での立ち位置が判っていないのではないだろうか。
今小林監督が作ろうとしているファビーニョを2列目に置くスタイルは、黒部のプレースタイルも考慮したものである事は明らか。黒部が最も欲しているゴール前での質の高いパスを、ファビーニョなら供給する事が出来る。西澤との同時起用なら、なおさらストライカーとしての役目に集中できる。以前にもかいたけれど、この布陣は小林監督からの黒部に対する声無きメッセージなのだと思っている。
また、西村GMは誰もが知る熱血漢。選手を平気で飼い殺しするような人間ではないし、何より黒部の活躍を信じて獲得に腐心した人間。2度も席を設け。何度もマスコミを通じて「黒部は必要」と唱えてきた。
「自分の希望は伝えました。GMの出せないという姿勢もわかるが、より良い環境でやりたいというのはある」
とあるけれど、名古屋やヴェルディがセレッソよりも「より良い環境」だと、どうして言えるだろうか。この二人が託した程の熱意を持って、名古屋やヴェルディが黒部を迎えるとは思い難い。
名古屋は既に外国人FWをリストアップしているし、杉本のような若手も台頭。移籍してきた中山もいいプレーをしている。ヴェルディは既に黒部が望んでいるであろうポジションにワシントンという大黒柱が立っている。二人を一度に使うとは思えない。客観的に見てもあまり実の有る話とは考え辛いのだけれど。
一部では7月いっぱいまでは移籍話を凍結するという話も有るが、さてどうなるか。個人的には、移籍をするにしても、彼の活躍を期待していた西村GM、小林監督、チームメイト、サポーター達に、きっちりと義理を通してからにして頂きたい。もしそれが出来ないのなら、桜色のスパイクは金輪際履いてほしくない。
追記
どうも記事の中の「東京」はFCの方らしいです。通りすがりの緑サポさんご指摘有難うございます。
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